プレスリリース 2024年02月06日 09時00分

OpenRoaming / Cityroam / eduroam対応IdP基盤・認証中継基盤の提供を開始

輝日株式会社(東京都・中央区、代表取締役 佐藤大哲)は、これまでInfal Wi-Fi向けに運用・提供していたOpenRoaming / Cityroam / eduroam対応のIdP基盤および認証中継基盤を2024年2月6日より公開します。 本基盤を活用することで、特別な開発なくOpenRoamingやeduroamに対応したアクセスポイントの設置やID発行が可能となります。

本基盤の特徴

簡単にOpenRoaming / Cityroam / eduroamへの対応が可能

OpenRoamingに対応したアクセスポイントの設置には、対応事業者のWi-Fiソリューションの導入やCityroamへの参画などが必要でした。本基盤を利用することで、「Passpoint」に対応したアクセスポイントさえご用意いただければ、簡単に「OpenRoaming / Cityroam / eduroam」に対応した公衆Wi-Fiを設置いただけます。 すでにPasspointに対応した機器を運用中であれば、設定変更により追加で対応することも容易です。

接続のためのプロファイル・IDの発行が可能

OpenRoaming / Cityroam / eduroam※対応のIDの発行には、IdPとしての参画やRADIUSサーバの構築・既存の認証中継サーバへの接続などが必要でしたが、本基盤を利用することで簡単に独自IDの発行を行うことができます。 ※eduroamに接続できるIDの発行は、別途eduroam JPが定める要件を満たす必要があります。

SDKを利用した連携や組み込みが可能

GoogleやApple、LINE、Facebookなどの外部IDとの連携や、既存のアプリケーションや会員システムへの組み込みが簡単にできるよう、各種SDKを提供します。

有償での保守・サポートも可能

基盤の利用や相互接続は無償で可能です。ただし、有償でのサポートや保守につきましても承ります。

主なユースケース

地方自治体や商業施設における公衆Wi-FiサービスのOpenRoaming対応

すでに運用されている公衆Wi-Fiサービスに対して、本基盤を活用することで設定変更だけでOpenRoamingへの対応が可能となります。※Passpointに対応している機器の場合。

既存会員サービスやアプリケーションでのOpenRoaming対応プロファイルの発行

すでに多数の会員を抱えるサービスやアプリケーションにおいて、本件リリースのSDKを利用することで、容易にOpenRoamingのプロファイル発行機能を追加することが可能です。プロファイルの発行により、世界各地のOpenRoaming対応アクセスポイントがご利用いただけるようになり、会員サービスの向上にご利用いただけます。

教育機関におけるeduroam向けプロファイルの発行

すでに導入済みのGoogle for Education(Google ClassroomやGoogle Workspace for Education)やMicrosoft Entra ID※1、学校内で運用中のActive Directoryなどのアカウント情報を用いたeduroam向けプロファイルの発行にご利用いただけます。

ご利用に関するお問い合わせ

support@telhi.co.jp までお問い合わせください。

※1 2023年10月にAzure Active Directry(Azure AD)より改称
※「Wi-Fi」「Passpoint」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
※「Azure」「Active Directory」「Microsoft Entra」はMicrosoft Corporationの登録商標です
※その他、記載されている会社名・団体名、システム名、製品名は一般に各社・各団体の登録商標または商標です。

本件に関するお問い合わせ
輝日株式会社(東京都中央区日本橋2丁目1番17号 丹生ビル2F)
Mail:support@telhi.co.jp
担当:インフラ事業本部 IPサービス担当