プレスリリース 2021年12月17日 11時00分

【世界初】バス車内でOpenRoaming, Cityroam, eduroamの提供開始〜セキュアな公衆Wi-Fiサービスにより、公共交通機関の更なる利便性向上に貢献〜

輝日株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:佐藤 大哲、以下当社)は、2021年12月17日より、茨城県内で運行されている定期観光バス「ひたちのくにめぐりん号」において順次OpenRoaming、Cityroam、eduroamに対応する公衆Wi-Fiサービスを提供いたします。

【提供の背景とサービスの特徴】

当社は、2018年よりセキュア公衆無線LAN研究会(NGHSIG)の加盟企業として、世界のどこでも同じ認証情報で自動的に安全に接続できる、認証ローミング基盤に対応したWi-Fiサービスを、商業施設や学校施設などを中心に提供してまいりました。
今回、公共交通機関車内におけるセキュアな公衆Wi-Fiの有用性に関する実証実験として、当該路線の運行を行っているつばさ観光株式会社のご協力のもと、バス車内で利用できるWi-Fiを提供いたします。

日本を含む全世界で提供されているOpenRoamingやeduroamを利用したことのあるスマートフォンやPCでは、改めて接続の操作や設定をすることなく、バスに乗車するだけで、OpenRoamingやeduroamに接続され、安全で快適なインターネットがご利用いただけます。また、OpenRoamingを使ったことのない方も、最初の1回のみ、接続に必要な設定を行っていただくだけで、全世界のOpenRoaming対応のWi-Fiサービスをご利用いただけます。

【OpenRoamingとは】

OpenRoamingは、業界標準として確立されている802.1x認証とPasspointに従った基盤技術を用いた、SIMカードや各社が発行するアカウントなどすでにユーザーが持っているID(認証情報)を用いて安全に世界中のWi-Fiサービスにシームレスにアクセスができる、新しいローミング基盤です。
日本では、東北大学サイバーサイエンスセンターが中心となってCityroamという名称で展開を進めており、日本各地の宿泊施設や展示場、ショッピングモールなどの商業施設で利用できます。

【eduroamとは】

eduroamは教育機関・研究機関間でWi-Fiの相互利用を実現するために各機関が連携して運用しているローミング基盤です。各大学・研究機関で発行されたアカウントを用いて、別途登録などをすることなく世界中の機関・施設でWi-Fiサービスが利用できます。2021年9月現在、全世界106の国と地域(国内313機関)が参加しています。

【ひたちのくにめぐりん号とは】

ひたちのくにめぐりん号は、茨城県内の観光地の活性化を目的とした、2021年11月5日から2022年1月23日まで3ヶ月限定試運転の完全無料の循環バスです。茨城空港やつくば駅、水戸駅などの茨城県内の交通拠点と、筑波山・いばらきフラワーパーク・那珂湊・笠間稲荷・海浜公園・偕楽園などの県内のスポット県内スポットを結んでいます。

※世界初:営業運転中の定期運行バス車内において、OpenRoamingのアクセスポイントを設置した事例として(当社調べ)

【お問い合わせ先】
輝日株式会社(東京都中央区日本橋2丁目1番17号)
TEL:03-4405-3531
担当者:佐藤大哲
E-mail:support@telhi.co.jp